令和6年度 年度当初の定期健康診断 〜「歯科検診」中に考えたこと〜

現在は、「歯科検診」が順番に実施されているところですが、来週の歯科検診をもって、年度当初の定期健康診断は一定の終了を迎えるところです。
(一部検査等について個別の対象児童においてはその後も続きますが…。)

・身体計測
・視力検査
・聴力検査
・眼科検診
・心臓検診(1年・4年)
・内科検診
・耳鼻咽喉科検診
・歯科検診

挙げてみると、本当にたくさんの検査や検診があるのですね。


参考までに、子どもの健康診断は、 学校保健安全法の規定に基づいて行われています。
(つまり法律で規定されています。)

そして、学校の健康診断の目的や役割についてですが…
・子どもが学校生活を送るにあたり支障があるかどうかのスクリーニング
・その学校の健康課題を明らかにし健康教育に役立てる
とされています。


以前、別の学校で教頭職を務めているときに、ある子から、

「おれ、昨日も歯医者に行って治療がんばったのに、何で今日、歯科検診なの?」
「おれは、受けなくてもいいよね!」

と言われて、ものすごく考えさせられたことがあります。
その時は…

「法律で決まっていることだからね…」
「全員が当たり前のように歯の治療しているわけではないからね…」

などと、その子にとって、全くもって腑に落ちないことを伝えてしまった記憶があります。


AI技術をはじめとしたICT等の進歩が著しい時代ですので、いずれは、この子が言っていたように、個人の治療や受診と、学校での健康診断などが一元的に管理・実施されるようになるのだろうなあ…などと考えます。

一方で、マイナンバーカードの例ではありませんが、個人情報の扱いなどについては、十分に配慮していく必要もあることから、合意形成や納得解までは、結構時間がかかりそうです。


そんなことを考えつつ、今は、学校の定期健康診断等が、目の前の一人一人の子のためになることを願っています。



<追伸>

定期健康診断の円滑な実施に向けて、長期にわたり、きめ細かに計画・準備・実施…と行ってくださった関係者のみなさまに、この場をかりて感謝申し上げます。

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