3年生 国語 教材文「モチモチの木」ほか…次年度の校内研究に向けて有名な教材文「モチモチの木」をとおして、「登場人物について話し合おう」という単元です。 この日は1・2時間目が国語の時間でしたが、「読む」「個人で書く」「自由に出歩いて話し合う」「グループで話し合う」「グループでカードに書く」「全員で共有する」といった様々な学習活動が展開されていたこともあって、一人一人が終始集中して授業に臨んでいました。 一人一人が感じたことやその理由を発表しているうちに、 「本当はおくびょうじゃないよ。」 「何で?」 「どうなんだろう…」 というつぶやきや疑問が確認されはじめたことから、 教師から子どもたちへの声かけにより、 「もっと読み深めたいこと」 「友だちと話し合ってみたいこと」 などをまずは個人で考え、その後グループで話し合っていくこととなりました。 あるグループの様子です。 (本時間のねらいとは少々異なりますが、いいなあと思う姿がありました。) このグループは個人の考えをグループでひとつかふたつにまとめようとしています。 A児「ねえ、じゃんけんで決めよう。」 B児「(悩みながら…)じゃんけんかあ。それだと…話し合いたいことになるかな。」 C児「ううーん…。じゃあ最初の1枚(ひとつめ)はじゃんけんにしようか。」 D児「2枚目は話し合おう。」 多くの場合は、 「じゃんけんなんてだめだよ。」 「こういうのは話し合って決めるんだよ。」 と、一言で終わってしまうのでしょうが、 「じゃんけん」 とはじめに言った友だちのことをおもんぱかり(慮り)、 ひとつめは「じゃんけん」で、 でもふたつめは、「グループでしっかりと話し合って決める」 という、全員が授業に参画できる環境を子どもたち自身がつくっている姿がありました。 その後の話し合いでも、グループで、「納得解」を見出しながら話し合いを進めている姿がありました。 ひとつのグループを中心に観察していたことで気づけたことですが、 いずれにしても、これらの姿は、子どもすごさであり、子どもに内在する価値であり…子どものもっている力は無限にあることを、改めて感じていました。 この日は、来年度(令和6年度)の校内研究の方向性を見出すために、研究主任が同僚へ参観をよびかけた授業でしたので、何人かの教師が隙間時間をみつけて授業参観にきていました。 子どもの姿をじっくりと観察していたので、同じようにいろいろな 「子どものすごさや価値」 を見取ることができたのではないでしょうか。 |
|