5月31日(火)今日は枝豆についてのお話です。枝豆は大豆と同じもので、若いうちに収穫して食べるものです。山形県で枝豆といえば、庄内地方特産の「だだちゃ豆」です。昔、その地方の殿様が枝豆好きだったので、毎日城下から枝豆を持ってこさせていたそうです。その殿様が「今日はどこのだだちゃの豆か?」と聞いていたことからだだちゃと呼ばれるようになったという説があります。枝豆は大豆なので、豆と野菜の両方の栄養的特徴を持った栄養価が高い野菜といえます。たんぱく質やビタミンB1やカリウムや食物繊維や鉄分などを豊富に含んでいます。 5月30日(月)今日はちくわについてのお話です。スケトウダラ・サメ・トビウオなどの白身魚を原料に、様々な調味料と合わせて練り込み、竹や金属の柱に巻き付け焼くなどの調理を加えた食べ物です。名前の由来は、『竹』を切った状態でそっくりだったから『ちくわ』と名付けられた。ちくわはそのままでもおいしいが、おでんや筑前煮の具材などにもよくあいます。ちくわは穴が開いているのが特徴ですね。穴の中にチーズやキュウリを入れて食べてもおいしいです。今日はちゃんこうどんに入れてました。よく噛んで歯ごたえを感じながら食べてください。 5月27日(金)今日はこんにゃくについてのお話です。こんにゃくは何の味もしない、栄養もない、あまり役に立たない食べ物だと思われがちですが、おなかの調子を良くしてくれたり、血管をつまらせるコレステロールを体の外に出してくれる働きをしてくれる「マンナン」という食物繊維が入っています。「マンナン」はおなかの中で水と一緒になると、どんどん膨らんで食べ過ぎを防いでくれます。 こんにゃくは英語で「デビルズタング」といいます。こんにゃくの花がすごく不気味なため「悪魔の舌」と呼ばれるようになったそうです。今日はそのこんにゃくを使ったピリ辛炒めです。 5月26日(木)今日はピーマンについてのお話です。ピーマンは一年中店頭に並んでいますが、路地栽培の場合の旬は6〜8月。夏に旬を迎える夏野菜です。ピーマンは「トウガラシ属」の野菜です。トマト、なす、唐辛子などが仲間とされています。ピーマンにはビタミンが豊富に含まれています。特にビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。一緒に含まれているビタミンPがビタミンCを守ってくれる効能があります。また、ビタミンPには毛細血管をじょうぶにする効果があります。ピーマンが苦手な人もいると思いますが、がんばってチャレンジしてみましょう。 5月25日(水)今日ははちみつについてのお話です。はちみつはミツバチが花の蜜を集め、巣の中で加工し、貯蔵したものを言い、自然界で最も甘い蜜と言われています。体長2cmほどのミツバチが生涯かかって集める蜜の量はスプーン1杯ぐらいだそうです。集めた蜜は蔗糖という成分が多く、蜂が持っている消化酵素でブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖は吸収が良く、素早くエネルギーに変換されます。はちみつがスポーツの後のエネルギー補給として推奨される理由がこれでわかりますね。今日の給食は、はちみつレモンラスクです。はちみつとレモンは相性抜群です。レモンに含まれているペクチンは腸の働きを活発にします。はちみつにも整腸作用があります。 5月24日(火)きょうは、あさりについてのお話です。あさりの旬は春と秋ですが、春の潮干狩り頃がたくさんとれて、味もおいしいようです。あさりは貧血を予防する鉄分が大変多く含まれているので、成長期の皆さんにはぜひ食べてもらいたい食品です。その他にも。タウリンという血液をさらさらにして、肝臓をじょうぶにする成分も含まれており、生活習慣の予防に効果があります。また、あさりにはうま味成分のコハク酸が多く含まれています。みそ汁やクラムチャウダーやボンゴレスパゲティなど、貝類ならではのうま味を味わってください。 5月23日(月)今日はラーメンについてのお話です。ラーメンは横浜・神戸・長崎・函館などに、明治時代になると誕生した中華街で食べられていた中国の麺料理をルーツとするものです。ご当地ラーメンと呼ばれている、地域ごとのラーメンは、日本の地方独特の食材が入り、それぞれの特徴があります。似通ったラーメンも、地域名や特産物を冠としたものや商標登録されたラーメンもあるなど、種類は多いそうです。今日の給食はもやしラーメンです。 5月20日(金)今日はチンゲンサイについてのお話です。大きなスプーンが重なったような形の「チンゲンサイ」は中国野菜の一つです。加熱するとまろやかな甘みがあり、炒め物やスープなどなど様々な料理に使われています。チンゲンサイは白菜と同じ仲間です。ビタミン類やミネラル成分や食物繊維を豊富に含み、特にβーカロチンを多く含んでいます。チンゲンサイの旬は9〜12月です。通年にわたり全国各地から出荷されるために旬を感じにくいですが、気温が下がるぎりぎりの晩秋あたりがもっとも美味とされています。残念ながら今は旬ではありませんが、今日のスープも味わってみてください。 5月19日(木)
今日の給食は牛乳、ご飯、かつおの角煮、じゃがいもと白滝の炒り煮です。
きょうはかつおについてのお話です。かつおは体表にある縞模様がはっきりしている者ほど新鮮で、鮮度が落ちてくると鈍い色合いになってきます。かつおには非常に良質なたんぱく質が多く含まれていています。また、赤身には吸収の良い鉄分が多く含まれています。かつおの旬は春と秋に2回あります。春にとれるものを「初がつお」、秋にとれるものを「戻りがつお」と呼んでいます。今が旬の初がつおはさっぱりしているのが特徴です。 5月18日(水)今日はバーベキューソースについてのお話ですバーベキューソースは名前の通り、バーベキューで使うソースのことです。トマトケチャップやウスターソースなどに酢やにんにくなどを加えて作るソースのことです。バーベキュー発祥の地といわれるテキサスではじっくりスモークした肉に、スパイスのきいた甘いソースをかけるのが一般的だそうです。食材をさらにおいしくする秘訣は手作りソースにあります。手作りといってもそれほど難しいことはありません。料理が苦手な方でも、大丈夫です。ソースを煮込むことでおいしくなるそうです。今日の給食のソースも手作りですよ。 5月17日(火)今日は大根についてのお話です。原産地については諸説ありますが、地中海沿岸や中央アジア、中国ではないかと言われています。日本へは中国、朝鮮半島を経て伝わりました。江戸時代になると栽培も本格化し、全国で様々な品種が誕生しました。現在多く出回っている「青首大根」が主流になったのは1970年代からです。 おいしい大根の見分け方は「ひげ」がポイントです。「大根にひげがあるなんて」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は縦一列に並んでいるひげは180度回転させるともう一列あります。ひげの「えくぼ」の浅いものやひげの細いものが、しっかりと水を与えられたおいしい大根だそうです。皆さんも実際に見て確かめてみてください。 5月16日(月)今日はトマトについてのお話です。原産地ではトマトの祖先を「トマトル」と呼び、18世紀に英語の「トマト」になったそうです。トマトのことをイタリアでは「黄金のりんご」と呼んでいるそうです。ヨーロッパではトマトの名前に「りんご」がつくのは、りんごと同じくらい大切なもの、りんごと同じように体に良いなどという意味と考えられています。日本でよくトマトを食べるようになたのは、60年ほど前からです。今では生で食べるだけでなく、用途もいろいろ広がりました。そして一年中いつでも買えるようになりました。今日の給食にも缶詰やケチャップを使います。 5月13日(金)きょうは味噌や豆腐のような大豆製品についてのお話です。大豆製品は大豆からできています。小さくても秘められたパワーはとても大きいのが大豆です。もちろん大豆はそのまま食べることもできますが、大豆の加工食品はたくさんあります。豆腐は大豆加工食品の代表です。豆腐を作る過程でできる豆乳は大豆の栄養素をほとんど受け継いでいます。ちょっと固い木綿豆腐は水分が少ない分、重量あたりの栄養価は高くなり、カルシウムや鉄などのミネラルも豊富です。一方、絹ごし豆腐は豆乳をそのまま固めるため、水溶性のビタミンB1などは木綿豆腐より多く含まれています。 5月12日(木)今日はイカについてのお話です。日本は世界第一のイカの消費国です。その消費量は世界の年間漁獲量のほぼ2分の1とも言われています。また、イカの一種であるスルメイカは、日本で最も多く消費される魚介類です。ビタミンEやタウリンが多いほか、亜鉛やDHAやEPAも豊富です。イカは理想的な栄養素を持つ健康に良い食材です。 5月11日(水)きょうは米粉についてのお話です。米粉という言葉を最近よく耳にしますよね。米粉は文字通り、お米を粉末状にしたものです。お米の新しい食べ方として、ここ数年急速に脚光を浴びています。製粉技術の進歩により、パンやケーキ、さらには麺類など幅広く利用され、独自のもちもちとした食感が人気を呼んでいます。米粉はたんぱく質・炭水化物・脂肪・無機質・ビタミンB1・ビタミンEなど、体に必要な栄養素を含んでいます。小麦に比べてカロリーが低く、焼くともっちりとして噛むと甘味が広がります。パンやお菓子作り、天ぷら衣もサックと仕上がり、揚げ物が冷めてもべたつきません。米粉は素材の味を邪魔せず、自然な味に仕上げてくれます。 5月10日(火)今日はアジについてのお話です。北海道から九州までの沿岸域で群れを作り、単に「アジ」というと「マアジ」のことを言います。「アジのたたき」は漁師料理の「オキナマス」が起源で、漁師が船上で食べる刺身のことです。大分県の関アジや長崎県のごんアジのようなブランドのアジもあります。関東では神奈川県、横須賀市の大アジ、猿島のアジが有名です。たんぱく質や脂質が豊富で、生活習慣病を予防し、脳の発達を促します。 5月9日(月)今日は豚肉についてのお話です。豚肉は現在の沖縄料理では最も重要な食材になっています。沖縄で飼育されている豚は黒豚「アグー」が有名ですね。明治維新以後、日本全土で豚肉が一般的に食べられるようになりました。関東大震災後の関東地方では、にわかに養豚ブームが起き、関東を中心とする多くの地方で「肉」と言えば豚肉のことを指すようにもなりました。なお、近畿地方で「肉」と言えば牛肉のことを指します。近畿地方では豚肉を使った中華まんのことを「肉まん」とは呼ばず「豚まん」と呼びます。豚肉は牛肉の約10倍ものビタミンB1を含んでいます。ビタミンB1は、糖質を分解してエネルギーに変えてくれる働きがあり、疲労感・倦怠感を取り除く「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。 5月6日(金)今日はエンリギについてのお話です。エンリギは日本では1990年代から栽培され始めた比較的新しいきのこです。きのこ嫌いでもエリンギなら食べられるという子は大勢いると思います。エリンギはひらたけの一種で、なんとなくヒダの形がヒラタケに似ていますが、食感はヒラタケとは違います。ヒラタケは柔らかい食感で、エリンギは固めの食感です。エリンギは歯ごたえの良さが特徴で油との相性も良く、炒め物やパスタなどの具に使われます。食物繊維が多いエリンギは、きのこの需要期の秋から冬だけでなく、夏にも食べたいきのこです。今日は炊き込みご飯の具として使いました。歯ごたえを感じながら食べてみてください。 5月2日(月)今日はワンタン麺についてのお話です。ワンタン麺は麺料理の一つで各地で食べられています。香港、シンガポール、マレーシアのものが特に有名で、広東のものはワンタン、熱いスープおよび葉菜類などが添えられています。ワンタンにはエビ、鶏肉、豚肉のどれかとネギ、製法によってはきのこが加えられています。ワンタンの皮の特徴は、餃子の皮と違って、形が四角で、厚みが薄く、かん水を使っていることです。 |
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