4年生 班遊びスタート!〜友だちと仲良くする力をつけよう〜 …4年1組学級通信から
以前の学年通信でチームの発達段階について書きましたが、まず、チームとして成長していくために必要なことはコミュニケーションの量です。
仲のいい友達と自由にコミュニケーションをとることもいいですが、それとは別の意図的に取るコミュニケーションも特に最初は大切だと思っています。 そこで班遊びを始めることにしました。 班遊びというのは、教室の生活班のメンバーで遊ぶ内容を決めて、遊ぶというものです。 班全員が楽しめることを目標にしています。 遊びが終わった後は、全員が楽しめたかどうかを振り返ります。 (◎や〇、△などと書きます) これは班のメンバーの自己申告です。 第2回班遊びの振り返りをしましたが、早速、様々な振り返りの結果になりました。 「△が悪い。◎がよいとかではなくて、◎になる確率が高くなるように友だちと協力する練習をして、お互いが成長することが大切だよ。」 という話をしています。 私は、遊びによって育まれる力はたくさんあり、とても大事だと思っています。 書籍「遊びが学びに欠かせないわけ」(ピーター・グレイ著)では次のように書かれていました。 『遊びは、子どもたちに自分の問題を解決させ、衝動を抑え、感情を調整し、他者の視点から物語を見、違いを交渉によって妥協に導き、他者と同じレベルでつながる方法を教えるための自然な方法です。これらの大切なスキルを学べる遊び以上の方法はありません。』 たしかにと思うことがあります。 遊びは強制されてするものではありません。 いつでもやめる自由があります。 不満をもっている人はやめてしまうことをみんな知っていて、その数が多くなると、遊び自体が終わってしまいます。 遊びを続けるためには、自分の希望だけでなく、友だちの希望も考えなければいけません。 他の子たちと遊びたいという気持ちが、他の子の気持ちに注意を向け、折り合いをつけたり、違いを乗り越えたりする強い力を与えてくれます。 4年1組では、話し合った末、週に班遊びとクラス遊びを1回ずつの計2回。遊びをする日と決めました。 きっとケンカすることやうまくいかないことがたくさん訪れると思います。 たくさん遊び、たくさん楽しみ、たくさん葛藤して、成長していってほしいと願っています。 |
|