時々暑い日がありますね。熱中症に気をつけながらがんばっています。

意欲の原動力は・・・

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学校日記でもお知らせしていますが、今日11月27日に「金管委譲式」を実施しました。10月の運動会、11月のしおん交流会、PTAバザーでのオープニング演奏からの「金管委譲式」ということで、6年生にとっては、このひと月は金管バンド活動に明け暮れたといっても過言ではない毎日だったのではないでしょうか。さらには委員会活動もあるので、休み時間もあまりとれなかったのではないかと思います。切れ目なく練習に取り組んできたためか、今日の6年生演奏はとても立派で、聴きごたえがありました。最上級生としての自覚と自信を感じることができました。練習が嫌だという人もいましたが、それでも最後はきっちり仕上げてくるところが6年生です。
下級生たちは、まさに“固唾を飲んで”先輩たちの演奏を鑑賞していました。リズムをとりながらきいている子、曲にあわせて楽器の指使いをしている子、それぞれのスタイルで、先輩たちの最後の演奏をしっかりときいていました。子ども達の意欲につながるのは「自分もそうなりたい。あんなふうにやってみたい。」という思いや願い、そして憧れの気持ちであると思います。今日の6年生の姿から、そんな思いをもってくれたのなら嬉しいです。
さぁ、いよいよ今週から新しい金管バンドづくりが始まります。私たち職員も新たな気持ちで、子ども達の思いや願いの実現にむけ、活動を支えていきたいと考えています。

「片浦小学校区6つの心がけの店」が開店!

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18日のPTAバザーでは、学校運営協議会委員の方も出店してくださいました。その名も「片浦小学校区6つの心がけの店」です!写真はその様子です。
今年度、学校経営の重点に「6つの心がけ」「おだわらっ子の約束」の実践を掲げており、学校運営協議会で、それぞれのお立場で実践を進めてほしいとお願いをしていましたところ、バザーでお店を出してくださったというわけです。

委員の方から子ども達に6つの心がけについて出題され、正解するとお菓子がもらえるという、なんとも魅力的なお店です。ステージを用意してくださり、さらには挑戦する時に出囃子をかけてくれるなど、場を盛り上げる工夫がたくさんされていて、こういう方法で広げていくこともできるのかと、大変勉強になりました。

事前に子ども達への挑戦状が配付されていましたので、前日には「6つの心がけ」を口に出して覚えている5年生の姿もありました。

当日は未就学のお子さんも挑戦をしていました。その場で覚えてくれたようです。今日面談をさせていただいたお子さんはバザーにも来てくれていたようで、面談の最後におうちの人から「感謝の心は?」と聞かれ、しっかり「ありがとう!」と答えていました。立派でした。

作品への”愛”があふれています

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先日、1年生の教室の前におりましたところ、あるお子さんが、図工で作った自分の作品を見てほしいと言ってきました。ティラノザウルスでした。シチューの箱を顔に見立てて、目は何か王冠のようなものをつけて、頭でっかちな感じがまさにティラノサウルスでした。さらに、ティラノサウルスが食べるお肉まで段ボールを使って作っていました。実際に口を開けて肉を食べている様子まで再現してくれていました。お肉は「はじめ人間ギャートルズ」という昔のテレビアニメに出てくるようなものでした。(ご存じの方いらっしゃいますかね・・)ちなみに2枚目の写真ですが、黄色の矢印をつけたところは、ティラノサウルスの舌です。「においを嗅いでみて」と言われたので、そうしてみましたところ、ほんのり甘い匂いがしました。某メーカーのアーモンドチョコレートに入っているもののようでした。細部にまでこだわっています。
そうこうしているうちに、次々と自分の作品を解説してくれる人たちが現れました。みんな本当に自分の作品が大好きなんだなぁと思いました。作品への“愛”を感じました。全員の作品を紹介できずにごめんなさい。学校にお越しの際はじっくりとご覧いただき、ぜひ子供たちに語ってもらってほしいです。

「ありがとう」をいっぱいに。

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学校日記でもお知らせしていますが、児童代表委員会を火曜日の長昼休みに開催しました。今回は「ありがとうを増やそう」がテーマでした。片浦小学校6つの約束のその3は「ありがとう(感謝の心)」です。
提案の内容とは少し離れてしまうのですが、こんなことを思いながら、話し合いを聞いていました。
例えば、友達が「いっしょにやろう!」(6つの心がけその5、助け合いの心)と声をかけて来たけれども、今、宿題をしなくてはならない、とか、委員会の仕事がある、とか、どうしても断らざるを得ない状況で、どう答えるか。「ダメ。無理」と答えるのか、それとも「(誘ってくれて)ありがとう。でも、委員会の仕事があるからできないんだ。また誘ってね。」と答えるのか。できれば後者であってほしいですよね。しかしながら、子ども達の表現力はまだ十分ではなく、上手に言うことはまだまだ難しい子が多いでしょう。日々の生活の中で、学んでいるところです。そんな子ども達に向けて、「ありがとう」を意識して声に出してみようと、話し合いの後に伝えました。まず「ありがとう」と言うことから始めたらどうだろうか、と思います。「ありがとう」から続く言葉はきっと優しい言葉になると思うのです。一方で「無理」という言葉は寂しさを感じます。たった2文字ですがとても強く響きます。ネガティブな言葉ほど強く相手に届くということを意識したいです。個人的に気になる言葉です。
さて、今日の話し合いでは、楽しい学校委員会の提案に対して「こうすれば、もっと楽しくなるかと思うので・・」という言い方で、意見を言っている学年があり、嬉しくなりました。そして、それを聞いた提案者の6年生が、「それはとってもいい意見なので、取り入れたいです」と答えていました。この対応も嬉しかったです。このように受け止めてくれれば、意見を言った“かい”があるというものです。
 私からはもう一つ、子ども達に「楽しい学校は自分たちでつくる」ということを伝えました(何度も繰り返し伝えています)。誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分でできることを考え、行動する。それが「楽しい」につながっていくと思っています。

ようこそ先輩!

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今週の木曜日の朝の時間に、読み聞かせの特別企画として、いつも算数ボランティアで6年生の学習のサポートをしてくださっている力石さん(片浦小のご出身です)が、片浦小の校歌の歌詞のことや、小学生の時のことを5年生にお話ししてくださいました。(6年生に続いて2回目になります)
力石さんは昭和30年代に小学生だったとのことですが、当時は1学年2クラスで、1クラス40〜45人ぐらいの子ども達が学んでいたようです。授業参観の時などは、参観の方が教室に入りきらず、教室と廊下を隔てている窓を取り外して、ほとんどの方は廊下から学習の様子を参観していたとのことでした。
写真の校舎は昭和10年ごろのものですが、力石さんもこの校舎で学ばれていたとのことでした。力石さんのお話とは離れますが、学校の資料によれば、108年前の学校創立時は、根府川に本校舎があり、石橋と江之浦にも「分教場」として別の校舎があったそうです。分教場では1〜4年生が学んでいて、5年生以上の小学生や高等科の生徒は根府川の本校舎で学んでいたそうです。
力石さんに当時の給食の様子もお話ししていただきましたが、当時は今のような給食という仕組みはなく、保護者の方が輪番で、子ども達の食事を作ってくれていたとのことでした。ぶり、あじ、いわしなどの魚が出ることが多く、11月頃からは毎日のようにミカンが出されたそうです。しかしながら片浦地区では、どこのご家庭でもだいたいミカンを育てていたので、あまり有難くなかったとお話しされていました。片浦地区の漁業とミカン栽培の歴史を垣間見たように思いました。鯨の肉も多かったというお話に子ども達は驚いていました。私が小学生の頃も、鯨肉を使った料理が給食で提供されていましたので、世代間ギャップを実感しました・・。
最後に後輩たちに向けて「6年間は短い。楽しんでほしい。」「嫌なことがあるかもしれないけれど、ゆっくり寝て気持ちを切り替るといいのでは。そして、窓から相模湾を眺めれば、気持ちもすっきりすると思うよ」とメッセージがありました。何も考えずに、頭の中を空っぽにして、ぼーっと海を眺める時間があっていいですよね・・・学校ではなかなか難しいことでしょうか。現代社会は、音や文字や映像、頭の中を刺激する情報が多すぎるかもしれません。
「学校の7不思議はありましたか」と質問した子がいました。力石さんの答えは「なかったなぁ」でした。その子はちょっと残念そうに見えました。

潮風ニュース189号より「海とみかんの里鑑賞会を開催しました」

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10月25日(水)の学校公開日に「海とみかんの里鑑賞会」を開催しました。この鑑賞会は片浦地区の自治会から支援をしていただいて開催しているものですが、コロナ禍で地域や保護者の方に参観してもらうことができていませんでした。今年度は運動会同様、児童だけでなく地域・保護者の皆さんにもご参観いただきました。
2022年の東京パラリンピックの閉会式にも出演されたポップバイオリニストの式町水晶(しきまち・みずき)さんをお招きして、バイオリンの演奏と講話をいただきました。
 はじめに「脳性まひ」という病気のことについてもお話くださいました。3歳で脳性まひと診断され、そのリハビリのために4歳でバイオリンを始めたこと、障がいがあるということで小学生の時につらいいじめにあったこと、様々な難しいことも「バイオリニストになる」という夢があったから乗り越えられたこと、そのお話一つ一つが、とても重いものでしたが、式町さんは終始笑顔でお話してくださいました。しかしお話の後半で「皆さんには大切な人はいますか?」と語られた後、ぐっと涙をこらえる姿がありました。実は、式町さんを小さいころから支えてこられた祖父の清美さんが、2日前に亡くなったと明かされました。子ども達には「私たちの命には限りがある。どんなに大切な人とも別れなくてはならない日は必ずやってくる。みんなにも大切な人がいると思う。その人との一日一日はかけがえのないもの。精一杯楽しんでほしい。大切にしてほしい。」とお話しくださいました。そして「人に優しくすることは大切なこと。でも何より自分のことを大切にしてほしい。そうすれば夢もかなうし、周りの人も笑顔にできる」ということもお話くださいました。
 この日、マネージャーでもある式町啓子さん(水晶さんのお母様)から、啓子さんの著書をいただきました。水晶さんの病気、障がい者への差別や偏見など、ご苦労が多かったからこそ、周囲への気遣いや人を思いやる優しさ、コミュニケーション力の高さ、豊かな感性などが水晶さんには備わったのだろうということがわかりました。こうした水晶さんの力を育てたのは、何よりも啓子さんが息子さんの力を信じ、何が彼にとって大切なのか必要なのかを考え、ともに行動されてきたからだと思いました。いただいた本は学校図書室に置きますので、ご興味がある方は学校図書室へどうぞお越しください。
 最後に、啓子さんのご著書「脳性まひのヴァイオリニストを育てて〜母子で奏でた希望の音色〜」(主婦と生活社)の一部を紹介します。
 そんな明るくて人なつこい水晶を見ていて、彼が生きていくうえでいちばん大切なのは、その「コミュニケーション力じゃないかな」と思いました。持って生まれた彼の優れた能力を、もっともっと伸ばしてあげたい。人と人との心が通じ合ったときに、お互いの心の優しさや慈しみが生まれて、人とのつながりが、これからの水晶を救ってくれるのかもしれない。そして、水晶もまた、たとえ障がいがあっても、誰かのために心をくだいて、人を助ける喜びを味わうことができるかもしれない。それは、強い希望の光のように思えました。
 多かれ少なかれ人と人との関わりの中で私たちは生きています。コロナ禍やSNSの普及により、他者との関係のつくり方が難しくなっている現代において、人とつながるということの意味、周りを笑顔にすることが自分の幸せにもつながっていく、ということを思いました。

「ちょっとの工夫」と「想像力」

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学校日記でもお伝えしていますが、本校では初めての取組として、日本財団パラスポーツサポートセンター主催の「あすチャレ!スクール」に申し込み、車いす陸上のレジェンドである永尾先生をお迎えして出前授業を行っていただきました。
デモンストレーションで、永尾先生が車いす陸上で使用される「レーサー」を漕いでくださったのですが、間近出見るその迫力に、子ども達は圧倒されていました。
永尾先生からは「障がいとは何か」というお話がありました。その中で、「足が動かなくても『ちょっとの工夫』をすれば、スポーツもできるし、買い物もできる。足が動かないことが『障がい』なのではない。移動できないことが『障がい』なのだ」というお話がありました。障がいはその人の心身の機能によるものだけではなく、その人を取り巻く社会環境にあるということ(障がいの社会モデル)を、子ども達にわかりやすく伝えていただいたと思います。「インクルーシブ」な社会の構築に向けては、一人一人が不便さや不自由さを感じることがないよう、一人一人が、そして社会全体で、それぞれ少しずつ工夫をしていくというシンプルなことが大切なのだと改めて思いました。5・6年生がどのように先生のお話を受け止めたかはわかりませんが、こうして様々な方と触れ合い、お話をきくことは、子ども達の心の育ちにとって、とても大切なことだと考えます。
そしてこうもおっしゃっていました。「私はスポーツをしていることもあり、腕の力が強い。でも車いすを使う人の中には腕の力が弱い人もいる。その人の横にスロープがあったとしても『スロープがあるから大丈夫』と考えるのではなく『もしかしたらスロープが急で困っているかもしれない』『助けを必要としているかもしれない』と、想像力を働かせてほしい。『もしよかったら、車いすを押しましょうか』と声を掛けられる人になってほしい。困っている人がいたら助けようと思いあえる社会にしていこう」
永尾先生のお話は、片浦学区の「6つのこころがけ」のその5「だいじょうぶ?(思いやりの心)」につながっていると思います。少しの工夫ができること、他者への想像力、そして思いやりの気持ちを具体的に行動にうつしていくことが、みんなが安心して過ごせる社会をつくっていくのだと思います。

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