このひと手間に「愛」を感じますこの日の給食のメニューはハヤシライスだったのですが、具の人参がハートや星の形に切り抜かれていて、子ども達も喜んでいたのではないかと思います。私のハヤシライスに入っていただけでもかなりの数でしたので、全校分の人参を型抜きするのには、どれだけ労力がかかっただろうと思うと、頭が下がります。ありがとうございます。少しでも給食を楽しんでもらえるようにという調理員さんたちの思い(愛ですね)を感じました。 そして「ガトーショコラ」。米粉でできているものですが、しっとりしていてなかなかおいしいです。 関心をもっています廊下で出来上がった作品を乾かしていると、上級生が作品を眺めて「本当にそれぞれだね。みんな何となく(その子)らしいね。」と感想を話してくれました。違う学年でも、関心をもって見ているのだなと思いました。それも片浦小らしいなと思うのでした。 みんなの力をあわせてこの日は図工室で、本棚づくりと、学校の入り口と農園に設置する看板づくりに取り組んでいました。本棚は各学年の教室にプレゼントしてくれるようです。 これらの製作には、本校のスクール・サポート・スタッフも協力をしています。子ども達は「親方!」と呼ぶこともあるそうですなのですが、のこぎりやくぎ抜きの扱い方についてアドバイスをもらうなど、図工の時間とはまた違った経験ができているなと思います。何より親方の熟練の仕事ぶりを見ることもよい学習だと思います。こうして、たくさんの人とと一緒に、時には力を借りながら取り組めるのことは、6年生の良さだと思います。 こうして自分たちのアイデアを出して、実現していく6年生のパワーも感じる毎日です。 片浦小の自慢です農園活動では1・2年生と一緒に農園の草刈りをしていました。6年生は「スコップ(移植ごて)って偉大な発明ですよね」などと言いながら、楽しそうに取り組んでいました。金管活動では、楽器の吹き方や指使いなど、下級生に熱心に、丁寧に教えていて感心しました。もうすぐ最上級生となる5年生も「○○ちゃん、ここまでできたから聞いて!」と本当に頼りにしている様子でした。卒業してからも教えに来てほしいものです。 昨年も思いましたが、下級生から慕われる6年生は、片浦小の自慢です。後輩たちも後に続いてくれることを願っています。 大きく、太く、そしてしなやかな木を育ててほしいさて、写真下は詩集です。司書のSさんから紹介された時に「こうきたか!」と少し驚いたのですが、改めて目を通してみると、詩のもつ言葉のパワーに圧倒されました。 詩集の中からは、あれこれ悩んだすえ、茨木のり子さんの「わたしがいちばんきれいだったとき」を選びました。6年生は社会科で戦争について学んでおり、先週、戦争を体験された方の講話を聴いたばかりだったこと、茨木さんが「根府川の海」という詩にも戦時中に感じた思いをつづられていることなどから、ぜひ片浦小の子には知っておいてほしいと思い選びました。茨木さんが感じた悔しさや哀しみ、寂しさを想像するのは、戦争から時がたつにすれ年々難しくなっていると思います(もちろん私自身も含めてです)。しかし、この詩にある、茨木さんの力強さ・たくましさと、未来への希望を感じてもらえればと思いながら読みました。 そして「大きな木のような人」。本の中に「人はみな心の中に一本の木をもっている」という一節があります。6年生には、今心の中にある若木を、大きく太く、かつ、しなやかに、これから育てていってほしいと願っています。 |
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