すっかり、たくましくなりました明日から、1年生にとっては小学校生活初めての夏休み。この3か月、とってもとっても頑張ったので、うんと楽しい夏休みになることでしょう。 自分で決めること私が感心したのは、4年生一人ひとりが、どの曲の、どの部分を演奏するのか、自分で決めていたことです。時々演奏をしないでいる子がいましたので、担任に聞いてみたところ、自分で演奏する箇所をきめたとのことでした。 全員が全く同じではなく、自分の考えで演奏していたことに感心しました。人と同じようにやらないと恥ずかしいとか、かっこ悪いとか思わない。周りもその人の考えを大切にして、全部演奏しないことを馬鹿にしたり、ずるいとか言ったりしない。きっとそうできているから、演奏しないときも堂々としていたのではないかと思います。それが「一人ひとりが主人公」なんだと思いますし、自分に決定権があるということ、だからこそ責任もあるということを学んでいくのだと思います。 1年生もクロームブックを使って1年生も、夏休みを前に、クロームブックの家庭への持ち帰りを進めています。学習の中でも少しずつ使い方に慣れてきていますので、この夏休み、どんどん使ってほしいと思っています。 下の写真は同窓会長さんと本校の児童です。世代を超えて何かを一緒に取り組む機会は年々少なくなっていると思います。地域に伝わる大切なものを残していくには、子ども達の力と大人側の強い意思が必要なのだと思った一日でした。 世相を反映子ども達がお店の方の説明を受けたり、見学をしているときに、買い物に来られた地域の方から「いったい何の勉強なの?」「1クラス何人?」などと声をかけられ、私も少しおしゃべりをさせていただきました。 「お騒がせして恐縮です」と私が申し上げると、「いやいや、子ども達の姿を見るのも久しぶりだから嬉しいです。」と仰っていただきました。コロナ禍で校外学習に出る機会がへったこともあるでしょうし、子どもの数も減っていることもあるのかもしれません。地域の中で子どもの姿が見えないことは、やはりさびしいものではないかと思います。 いずれにしましても、お店の方はもちろん、地域の方々も温かく子ども達を見守ってくれているんだと実感でき、私もとても嬉しかったです。 さて、3年生があらかじめ準備していた質問がなかなかユニークでしたので、3つほど紹介させていただきます。 ・これから値上がりする商品はなんですか? ・迷惑なお客さんとは、どんな人ですか? ・商品が盗まれたことはありますか? 子ども達の質問にも世相が反映されているように思いました。 根拠をもとに考えるこれからの水産業のよりよいあり方について、子ども達は自分の考えをもち、また、友たちの考えを受け止めながら、話し合いをしていました。 私が注目したのは、子ども達のつぶやきでした。話し合いの中で、新たな疑問が生まれます。その疑問に対して、「私はこう思う」という意見を述べるのですが、その時に「でも(そのことについては)調べていない」となんとなく申し訳なさそうなつぶやいているのです。 この「水産業にかかわる人」の学習の中で、子ども達は、調べたこと(根拠)に基づいて意見を交換してきました。しかし、今日の学習では、今日新たに生まれた問について自分の考えを発言しますので、根拠のない意見になってしまっても仕方がないと言えるでしょう。しかし、子ども達がそのことについて自覚的であったことに、私は少し驚きました。 ある子は、隣の子から「でもそれは〇〇さんの印象でしょ」と言われ「そうだよ、証拠はないんだ。あくまで印象なんだよ」とつぶやいていました。 印象を語り合う時もあります。ただ、それが印象であるのか、それとも根拠をもとにしたものなのか、自分自身がそれを意識して発言するという姿勢は、この情報が多い時代にとても大切です。さらに、それを印象で終わらせるのではなく、確かな資料をもとに確かめてみる。子ども達にそうした力をつけていきたいという、担任の思いが現れた授業だったと思っています。 今日は七夕七夕にちなんで、給食にも星がたくさん入っていました。昨日6日は、星形のポテト、今日はスープの中に、星形の人参とジャガイモが入っていました。子ども達もきっと喜んで食べたものと思います。 想像、そして創造今日は、図書室で新しく購入した「しあわせなときの地図」を読みました。戦争により愛する街を離れなくてはならなくなった女の子のお話です。今、この時にも同じ思いをしている人たちがいるということを、子ども達にも想像してもらいたいと思います。 そして、もう1冊は、「ウエズレーの国」。常識にとらわれず、自分のやってみたいことを次々と生み出していく主人公ウエズレー。既成概念にとらわれず、何かを創りだす力がこれからの子ども達には求められていますが、それはとても難しく、今の子ども達は高度な力を要求されていると思います。まずは何か小さなチャレンジすることから始めることなのかな、と思います。夏休み、小さなチャレンジを応援しています。 |
|