時々暑い日がありますね。熱中症に気をつけながらがんばっています。

道徳の授業

 道徳授業の実践が5年生の学年だよりにありました。家庭でもぜひ道徳のことを話題にして欲しい、そういう担任の思いがあふれています。少し長いですが、引用します。

 4時間目に行った道徳の授業では、「お母さんのせいきゅう書」という資料を使って家族について考えました。
 資料の内容は要約すると以下のようになります。

 主人公のブラッドレーは家のお手伝いや家の留守番をしたことについて、お母さんに2ドルのお小遣いを請求しました。それを見たお母さんは2ドルと「お母さんの請求書」をブラッドレーに渡します。お母さんの請求書には、「看病代…0セント、洗濯代…0セント、掃除代…0セント、今日までのお世話代…0セント」と書かれていました。それを見たブラッドレーは涙を流しながら、お母さんにかけより、もらった2ドルを渡して「お母さん、ごめんね…。」と言いました。

 授業の始めに「家族にしてもらって嬉しかったことや、言われて嬉しかったことはありますか?」と聞きました。みんな「え〜ない!」「思いつかない!」と言いながらもノートにはいろいろと書いていました。この時点では、どうしてそのようなことをしてくれたのか、どうしてそんな言葉をいってくれたのかは十分に理解していなかったと思います。資料を読んだ後、「ブラッドレーの請求書とお母さんの請求書の違いはなんだろう」と聞くと、始めは「金額」と見えることだけに注目していました。しかし、話し合っていくうちに、「ブラッドレーはお金のことだけを見ていたけれど、お母さんはブラッドレーのことを見ていた」「ブラッドレーはお母さんの大変さを知らなかったんだ。お母さんは一生懸命ブラッドレーを育てようとしてやったこと。」と少しずつお母さんがどんな気持ちでやっていてくれていたのかが見えてきました。次に「ブラッドレーは涙の意味はなんだろう?」と聞くと、子どもたちは「ごめんねとありがとうだと思う」と答えました。お母さんの大変さに気づいて、感謝の気持ちと自分のしたことの反省の涙だとまとめました。
このように子どものことを考えてくれているのはブラッドレーのお母さんだけでしょうか?みんなのお母さんも、お父さんもそうだと思います。最後にみんなのお母さんからの手紙を渡して読んでもらいました。恥ずかしくてなかなか読めない子や涙が出そうになっている子がいました。自分もそうやって育ててもらっているんだと知ったみんなの感想を載せます。

・わたしは今まで、お母さんのことだなんて考えていませんでした。この授業で、あのようなほめ言葉などが、自分のことを考えていてくれていただなんてびっくりです。これからは、そういうことを考えていきながらすごしていきたいです。

・お母さんの手紙はとっても嬉しかったです。こんな長く、手紙を書いてくれてもっと自分も家族も大切にしていきたいです。とてもありがたいです。ブラッドレーも本当はそう思っていたと思います。

・わたしは、お母さんのせいきゅう書を読んで、お母さんがどんなに苦労して育ててくれたのかが分かりました。手紙を読んで、色々と書いてあったのが、とても嬉しかったです。

・今日の学習では、普段考えないお母さんの気持ちがみんなと話し合ってみて分かりました。いつもお母さんが当たり前のようにしていることを、「感謝しないと」と思いました。

・今日、お母さんのせいきゅう書をやって、お母さんから手紙をもらって感動しました。手紙の中には生まれてきてありがとうと書いてあってすごくうれしかったです。あと、もうお母さんに迷惑しないように自分もがんばります。


 子どもたちは授業中「お母さんが家の仕事や自分たちの世話をするのは当たり前のことだ」と言っていましたが、当たり前のようにできるのは「みんながいるから」ということに気づけたと思います。是非、お家でも道徳ノートを見ながら今日の授業についての話をしてみてください。


(写真は記事と直接の関係はありません)
画像1 画像1
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
3/2 集団登校
3/4 PTA総会
学級懇談会
PTA新旧引継