2月22日の給食[食のポイント] ソフト麺についてです。 ソフト麺は、学校給食のために作られた日本特有の麺です。うどんに似た見た目や味をしていますが、うどんよりも伸びにくく、消化がよい加工がされています。戦後アメリカから援助された小麦粉で、パン以外に子どもたちが喜ん食べてくれる主食はないかと考えられて発明されました。現在では段々と姿を消しつつある学校給食のメニューのひとつでもあります。 2月21日の給食[食のポイント] アーリオオーリオについてです。 アーリオオーリオは、にんにくと油を使った炒め物のことを言います。代表的な料理は、イタリアの「ペペロンチーノ」というスパゲッティです。にんにくには「疲労回復」といって疲れた体を元気にするはたらきや、ごはんやパン、麺の「炭水化物」という栄養素をエネルギーに変換しやすくするはたらきがあります。 2月20日の給食[食のポイント] しょうがについてです。 しょうがは「薬味」といって漢方薬などで薬としても使われる野菜です。肉の臭みを消して食欲をそそる香りを付けたり、食中毒などの原因となる細菌をやっつけたり、体を温めて冷えを改善するはたらきなどがあります。しょうがは海外でも「ジンジャーブレッド」や「ジンジャークッキー」「ジンジャーエール」などに使われて食べられています。 2月19日の給食[食のポイント] 大豆ミートについてです。 大豆ミートは、大豆をお肉のような形や食感に加工した食べ物です。アレルギーでお肉を食べられない人や、ベジタリアンやヴィーガンといったお肉を食べない人向けに作られたものですが、食物繊維や鉄分など、大豆の栄養素がたっぷり入っているので、健康食としても注目を集めている食べ物の一つです。 2月18日の給食[食のポイント] わかめについてです。 わかめや昆布など、海藻にはぬるぬるした食感をもつものが多くあります。このぬるぬるは「フコイダン」という成分です。フコイダンには「免疫力」といって病気などから体を守る力を高めたり、胃や腸など消化器と呼ばれる臓器のガンを防ぐはたらきがあります。食欲がないときや胃がむかむかしたりするときには、積極的に摂ってもらいたい成分のひとつです。 2月15日の給食[食のポイント] 梅丸ラーメンについてです。 今日のラーメンは小田原市でとれるさまざまな食材を使ったラーメンです。出汁は地元かつお節屋さんのものを使い、調理員さんがじっくり煮だしてくださいました。小田原市のシンボルである梅の花をかたどった「梅なると」も、地元のかまぼこ業者さんが製造しているものです。他にも梅干しや豚肉、葉葱、もやしなど、小田原市でとれる食材をふんだんに使いました。 2月14日の給食[食のポイント] バレンタインについてです。 バレンタインという行事は、日本では女性から男性へチョコレートを渡して好意を伝えるものが一般的ですが、日本以外の多くの国では、男女関わらず、日頃お世話になっている人に、お菓子や花などをプレゼントすることが一般的とされています。もともとはローマ皇帝の命令に逆らって恋人たちの結婚を援助した「バレンタイン司祭」が処刑された日からきています。 2月13日の給食[食のポイント] 厚揚げについてです。 厚揚げは、豆腐を揚げて作られる食べ物です。豆腐自体が大豆から作られる食べ物なので、豆腐も厚揚げも大豆に含まれる栄養素がたっぷり入っています。特に、成長期に大切な栄養素はカルシウムと鉄分です。カルシウムは骨の成分になり、鉄分は血の赤い成分「赤血球」になり体中に酸素を運びます。 2月12日の給食[食のポイント] もやしについてです。 もやしは穀物や豆類の種を発芽させた新芽の部分の野菜です。私たちがよく目にしたり食べたりすることが多いのは「緑豆」と呼ばれる豆を発芽させてできる「緑豆もやし」です。もやしには風邪を引きにくくしたり、けがを早く治したりする「ビタミンC」という栄養素が多く含まれています。 2月8日の給食[食のポイント] さつまいもについてです。 さつまいもは、昔の薩摩国、現在で言う鹿児島県のあたりから日本に伝わってきた食べ物です。もともとは、フィリピンの方から中国を経由して日本に来たそうです。さつまいもはやせた土地でも収穫できることから、「飢饉」といって米が採れなく食べ物に困った時期に、急速に普及し始めたと言われています。 2月7日の給食[食のポイント] 南瓜についてです。 南瓜は、野菜類の中でも特に「ベータカロテン」という栄養素が多い野菜である「緑黄色野菜」の一種です。この「ベータカロテン」という栄養素は、体の中で「ビタミンA」というビタミンに変身し、私たちの目の粘膜、体の皮膚、爪などがカサカサしないよう、健康に維持するはたらきをする栄養素です。 2月6日の給食[食のポイント] 白菜についてです。 白菜は英語で「chinise cabbage(中国のキャベツ)」という意味の単語です。その名の通りキャベツに似た形をしており、同じ「アブラナ科」という種類の野菜です。キャベツの芯にはポツポツ黒い斑点がついていることがあります。これは「ポリフェノール」という成分で、ガンなどの生活習慣病を予防するはたらきがあります。 2月5日の給食[食のポイント] スンドゥブについてです。 スンドゥブは、漢字では「純豆腐」と書きます。朝鮮半島の言葉で、日本で言うおぼろ豆腐のようなやわらかい豆腐のことを指します。日本でスンドゥブは豆腐の入ったチゲ汁のことをこう呼ぶことが多いそうです。本場の真っ赤で辛いスンドゥブの色を、今日はトマトの赤色で似せて作りました。 2月4日の給食[食のポイント] 開化丼についてです。 開化丼とは牛肉や豚肉を甘辛い味で煮込み、卵でとじたどんぶり庫のことを言います。明治時代まで、日本では肉を食べる文化がなかったことや、明治時代になって初めて外国から入ってきた「玉葱」という野菜を使っていることから、明治時代の大きな文化の変化を表す「文明開化」という言葉の一部を用いて「開化丼」と名付けられました。 2月1日の給食[食のポイント] 節分についてです。 節分とは季節と季節の節目の日のことを言います。日本では春、夏、秋、冬と4つ季節があるので、春から夏、夏から秋、というように合計4回の節分があります。その中でも一年の中で一番最初の節分が2月3日です。節分に豆まきをするのは「魔物」を「滅する(滅ぼす)」ため、病気や災いから身を守る縁起として行われています。 1月31日の給食[食のポイント] ポークシチューについてです。 今日のシチューに使っている豚肉は、朝早くから調理員さんが給食室の大きな釜でじっくりコトコト煮込んでやわらかくしてくださったお肉です。お肉の筋っぽい部分・硬い部分は、長い時間煮込むことによって「コラーゲン」が軟らかくなり、トロトロ、ホロホロとしたお肉の食感に変わります。ゼリーに使われる「ゼラチン」もこのコラーゲンから作られます。 1月30日の給食[食のポイント] すき焼き風煮についてです。 すき焼きは、肉と野菜を「割り下」と呼ばれる甘辛いたれで煮込んだ料理のことを言います。江戸時代まではほとんど肉を食べる文化のなかった日本ですが、鎖国が終了し、西洋の食文化が一気に入ってきた明治時代に、日本人に食べやすいよう発案された食べ物です。牛肉のすき焼きが一般的ですが、鶏肉を使った鶏すきなど、さまざまな種類があります。今日の給食では豚肉を使っています。 1月29日の給食[食のポイント] キムチについてです。 キムチは朝鮮半島が発祥の漬け物の一種で、白菜を中心とした野菜に、塩や唐辛子、魚介類の塩辛、にんにくなどの香味野菜を混ぜて発酵させた料理です。野菜を使った発酵食品で「植物性乳酸菌」という乳酸菌が多く含まれます。ヨーグルトなどと同じように、おなかの調子をよくして生活習慣病を予防するはたらきがあります。 1月28日の給食[食のポイント] 大根についてです。 大根は「春の七草」でも「すずしろ」として登場する野菜です。一年を通して栽培されていて、種類によっても旬の時期が少しずつ異なります。今日の温野菜は、コーン以外の人参、大根、小松菜がすべて小田原または神奈川県で穫れたものを使っています。特に人参と大根は農家の方が直接学校へ持ってきてくださるので、新鮮でおいしいものを食べることができます。 1月25日の給食[食のポイント] 高野豆腐についてです。 高野豆腐は、豆腐を凍らせて乾燥させた日本の伝統的な保存食のひとつです。「高野」という名前は、高野豆腐の誕生した和歌山県にある「高野山」という名前のお寺からとられたものです。お寺では「精進料理」といって肉や魚を使わない料理を食べるときに、高野豆腐などの大豆製品が貴重なたんぱく源として古くから利用されてきました。 |
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