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4月22日(金)昔の家庭訪問

4月22日(金)昔の家庭訪問
 昨日から家庭訪問が始まっていて、私も担任時代の家庭訪問での出来事がいくつも思い出されます。私の一番の思い出は「うちには最後に来てください」という要望がとても多かった昭和の時代の初任の学校での家庭訪問です。「最後に…」の意味がわからず、5日間の家庭訪問週間で5軒しか最後にはなれないので、生徒にジャンケンをさせて最後の家を決めました。最後の家では約10分の家庭訪問が終わると別の部屋に通され、豪勢な食事の用意がされていて、当時の私は平気で御馳走になっていました。お父さんはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に、お話をしながらご飯をいただきました。おばあちゃんからは「先生様、よく来てくださった」と、“先生”に“様”までつけて呼んでくれました。帰ろうとすると、「家に引いてある温泉に入っていってください」と言われ、私は温泉にまで浸かって帰りました。
 2校目の学校では、「先生は何が好き?」とある生徒に尋ねられ、『ケーキが好き』と答えたら、その日の家庭訪問のすべての家でケーキが出され、「せっかくだから…」とすべての家庭で食べてしまいました。しかもケーキの種類は同じ物がなく、今思えばどこかの家庭が音頭を取って「私の家ではショートケーキにするからあなたの所はマロンケーキで…」などと打合せをしていたのかも…と今思います。
 その後『家庭訪問では食べ物や飲み物を一切出さないで。出されても飲んだり食べたりしないので』と、伝えたにもかかわらず『お茶くらいは』と言ってお菓子とともに出していただきましたが、私は飲まないようにしました。すると帰り際に、出してくれたお菓子を紙に包んで差し出してくれる家がたくさんありました。それを断るわけにもいかずポケットに入れて次の家に…というのが、今思えばとても懐かしく、おおらかな昭和のいい時代でした。
 平成の現在の家庭訪問ではこんなことはないと思います。する方のお気持ちはわかりますが、される側の先生は困ることになります。豪勢な物を出されて「これは何かの罠かもしれない??」なんて考えてしまうのは、007の映画の見過ぎかもしれません。

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