図書室だより2022 〜その14〜

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「ファット・キャット・アート ―デブ猫、名画を語る」

(スヴェトラーナ・ペトロヴァ 著 喜多直子 訳 エクスナレッジ 

2017年3月発行)



小田原の東口図書館では現在、2月22日にちなんで“猫の日VS忍者の日”と銘を打ち、猫と忍者の本を数多く展示しています。この対決では猫の日に軍配が上がることを願いたい!ということで、今回は一風変わった猫の写真集を紹介いたします。

この写真集、単に著者の飼い猫を撮影したものではなく「コンピューターで猫の画像を歴史的名画に貼りつける」という斬新なもの。フェルメールの名画「牛乳を注ぐ女」は「牛乳をねだる猫」に、有名なナポレオンの絵画は猫が赤いマントを翻して颯爽と馬に乗る「ニャポレオン・ボニャパルト」に代わっています。葛飾北斎の富嶽三十六景では、富士山の背後から飛び出す猫の姿がまさにニャジラそのもの。10キロを超すという著者の愛猫は愛情をたっぷりと注がれ、この本を見る人達からも絶大なる人気を集めていることでしょう。それにしても題名にデブ猫、と付けるのはストレートで潔いですね。

本の最終貸し出し日は、3年生が2月24日(金)、1・2年生が3月15日(水)です。借りた本は持ったまま卒業しないように&年度を繰り越さないように、1週間で返却をしてくださいね。

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