小田原市立片浦小学校

潮風ニュース194号より「片浦大好き! I love Kataura!  We love Kataura!!」

先日、図書ボランティアの皆様から「片浦カルタ」を子ども達のために寄贈いただきました。もともとこのカルタは、片浦地区に残る歴史、文化、伝統を伝える趣旨で、2020年に旧片浦支所で開催された「1日限りの片浦文化祭」の企画として、本校の図書ボランティアさんが中心となって制作されたものです。
このカルタを、片浦地区のまちづくり委員会と図書ボランティアの皆さんが製品化され、今年の3月に完成、3月6日の学級懇談会後に、本校の児童・保護者の皆さんに特別価格で提供されました。たくさんの方の片浦への思いがあふれるカルタを、学校でも子ども達が楽しく遊びながら、片浦への愛着をはぐくむことができればと考えています。図書ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。
そのような中、かつて本校に勤務していた職員から、このカルタを手にしたとの
お手紙が学校に届きました。そのお手紙をここで紹介させていただきます。

片浦小学校のみなさん、図書ボランティアの方々、地域の皆様へ
 こんにちは。私は、片浦小学校で9年間お仕事をさせて頂いた者です。
 先日、友人から「片浦かるた」をいただきました。かわいい絵札に心温まり、解説書を読んで懐かしい気持ちになり、涙が出てきました。(花まつりで疲れた低学年と上級生が手をつないだりおんぶをしたりして階段を上がったこと、磯遊びでなまこをつかまえて歓声をあげたこと、人車鉄道の停車場を探し歩いたこと、学校の坂道で体力つくりしたこと、ビワの身を食べ散らかしたのはお猿さんではなく小学生だったこと、などなど)
 生活科の地域たんけん、総合的な学習の時間の調べ学習や取材活動。どこへ行っても地域の方々が協力的で、たくさんのことを教えてくださったのをよく覚えています。15年ほど前には、みかん農家の方の声かけで、当時地震の被害が大きかった新潟県へ、みんなで収穫したみかんを送ったこともありました。(それをきっかけに、しばらく交流が続きました)
 地域の皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 かるたの中には、初めて知ったこともありました。片浦地域には私の知らない魅力がまだまだいっぱいあるのですね。素晴らしいかるたの完成に心から感謝いたします。豊かな自然と文化、やさしく頼もしい人々によってつくられてきた長い歴史・・・。どうぞこれからも“片浦”に新しい歴史を刻み続けてください。


【校長室から】 2024-03-28 13:49 up!

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