アクア・ミュージアム NEWS

前羽小 アクアミュージアム

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前羽アクアミュージアムは、平成18年2月に学校の近くに住む漁師の中山璋一さんが、「前羽の海で取れたんだけど、珍しいので子どもたちに見せてあげたい」と、1匹のマツカサウオを持ってきてくれたのが始まりです。それから、毎年水槽や浄化装置や冷却装置、照明など環境を整備してきました。様々な種類の魚やカニなどを中山さんが持ってきてくれるので、子どもたちも海の生き物にとても興味を持っています。

イセエビ

いせえび

いせえびって、何を食べるか、知っていますか?
前羽小学校では、アサリをあげています。
細い手(足?)を動かして器用に食べる姿は、
とてもかわいいですよ。

ヒゲダイ

おじさん

ヒゲダイは沿岸の岩礁域(がんしょういき)や砂(さ)泥底(でいてい)に生息(せいそく)し、よく魚礁(ぎょしょう)や沈没(ちんぼつ)船(せん)をすみかとしている。大陸棚(たいりくだな)の浅い所にいることもある。両(りょう)あごにひげはびっしり生えているので、「おじさん」とも呼ばれています。体の大きさは40センチ前後(ぜんご)になります。

セミエビ

セミエビ

体(からだ)の姿形(すがたかたち)が蝉(せみ)に似(に)いることから蝉(せみ)海老(えび)と命名(めいめい)されたこの海老(えび)は、赤(あか)くて厚(あつ)い甲羅(こうら)を持(も)っています。茹(ゆ)でられる前から甲羅(こうら)は赤(あか)いです。味(あじ)は伊(い)勢(せ)海老(えび)に似(に)ており、それよりさらに淡白(たんぱく)です。日本では房総(ぼうそう)半島(はんとう)以南(いなん)の太平洋(たいへいよう)岸(がん)で見られます。

タツノオトシゴ

タツノオトシゴ

エビのようにかたそうな体表、ヘビのように巻きつく尻尾、たて笛のような口、奇妙な形のタツノオトシゴは一体何の仲間なのでしょう? 実はタイやマグロと同じ、ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のれっきとした魚の仲間です。タツノオトシゴにはもっと興味深い生態があります。何とオスが赤ちゃんを出産してしまうのです!オスのお腹には「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれるカンガルーのような袋があり、メスはこの袋の中に卵を産み落とします。オスは受け取った卵を育児嚢で保護し、ふ化させます。

ニザダイ

ニザダイ

「にざだい」とは「青二才(あおにさい)の鯛(たい)」もしくは「鯛(たい)仲間(なかま)の端(はし)くれ」の意味。関東や伊豆七島などでは「三の字(さんのじ)」と呼ばれている。これは尾のつけねにある黒い骨質板(こつしつばん)が3つ並んでいることからくる。全長は40cmほどだが、50cmを超えるものもいる。体形はカワハギ類に似ており、実際にその名で呼ぶ地方もある。

ハコフグ

ハコフグ

ハコフグ(はこふぐ)は、本州(ほんしゅう)の南の暖(あたた)かい地域(ちいき)の沿岸(えんがん)にすんでいます。 大きさ(おおきさ)は30センチ(30せんち)前後(ぜんご)になります。 体(からだ)の形(かたち)が箱(はこ)のようなので、このような名前がつきました。
 フグという名前がついていますが、ふぐ科の魚ではないので、猛毒(もうどく)として有名(ゆうめい)なテトロドドキシンという毒(どく)はもっていません。でも、体表(たいひょう)にパプトトキシンという毒(どく)を持っているので、おどろかすとその毒(どく)が出て、まわりにいる魚が死んでしまいます。
 とってもかわいらしい泳ぎ方をしますよ。